I'm asking you for the rest of your life...
エピソード
二人ともロス出身のニューヨーク在住だったので、特にニューヨーカーを名乗るわけでもなく、どうせなら逆にそれを利用して思いっきり「ニューヨーク」を舞台にしようと決めてました。
結局プロポーズをしようと決めた場所はエンパイア・ステート・ビルの最上階。この場所、トム・ハンクスとメグ・ライアン共演の映画の影響で多くのアメリカ人女性にとって「ロマンティック」を極めることで有名です。
「呑気に美術館なんかに行ってる暇はない!」と怒られる。プロポーズ当日も前夜の徹夜が響き疲れ気味プラスご機嫌も斜め。うちの大学、卒業式の週はイベントを盛りだくさん企画しており、
その晩も友達はどこかのバーに集まっていて、僕らも飯が終わったら合流する予定だったが、しまいには「私疲れたから行かない。一人で行ってくれば?」という始末。エンパイアにあがるために並んでいる最中も
プロポーズの文句はこれといって決めていたわけではなく、ぶっつけ本番でいくつもり。さすがに何も思い浮かばず、「It's been a great two years....(いい二年間だったねー)」
と卒業を間近にした曖昧な台詞を口にする。それに対して彼女は冗談めかして「Are you breaking up with me??(何それ、別れ話?)」。ここは訳しにくいけど
「On the contrary, I'm asking you for the rest of your life. (そうじゃなくてこれからもずっと一緒にいよう。)」と言って、メデタシメデタシ。