今月末に会社が移転するので、それに伴い、自宅も引越しすることに。
実に、18回目の引越しとなります。
引越しが多いわりに、荷物も多いわたし。。
なにごとも、
多ければいいってもんじゃありません。
ちょうど荷物整理をはじめようとした頃に、
「断捨離」という概念に出会い、
さらに、「人生がときめく片付けの魔法(近藤麻理恵)」、「シンプルに生きる(ドミニック・ローホー著)」も組み合わせて、
物減らし&人生のシンプル化に挑戦中。
服や本は大量にサヨナラできたものの、
ここ1、2年で着実に増えていった「サンタのよめ道具」
(文具、ラッピングやデコレーションなどのプレゼントグッズ)たちとは、
どうにもサヨナラできず、結局小物類はそんなに減らせなかった。
けど、それはつまり、
それらは、いまの私にとって大切だということ。
上記の本をもとに、とりいれているのは、こんな感じのこと↓
・物ではなく、自分主体で考えること。
・過去や未来ではなく、現在を中心に考えること。
・空間に、ちゃんと流れの通りみちをつくってあげること。
・持ったとき、心がときめくか、ときめかないか。で、残す、捨てるを判断する。
・大切なものだけをそばにおく。
基本、「もったいない精神」が強く、
使えるものを捨てられない性格だったのだけど、
物は使われてこそ、その生命を活かせる、とのこと。
確かに、愛の反対は無関心という。
「人生がときめく片付けの魔法」を読みながら、
私が使わずに、存在すら忘れられていた物たちはそこでどれだけ寂しく暮らしてたかと思うと申し訳なく、ポロポロ泣いてしまった読者は、私だけでしょうか。。?
なんとも乙女チックなタイトルだけど、あなどってはいけません。
人類の、物質主義・資本主義社会からの脱却を予感させてくれる、
とても本質的なことが書かれた本です。
(ぜひとも、スーツを着た男性に、カバーをつけずに電車のなかで読んでもらいたい。。)
で、これらの概念をもとに何を残すかを選択するのは、
もうほとんど人生の棚卸し、自分の価値観の可視化みたいなもの。
自分が何を大切にしていて、
何に執着して、生きているか。
何を「もう終わったこと」として手放せ、
何に期待し、何を未来に据えようとしているか。。
普段、目にみえないから分からない、自分の傾向や癖、生きる姿勢が露呈し、
どれだけ自分が「現在」や「自分」を、ないがしろにして生きていたかを目の当たりにする。
それは、無意識に目をそらしてきていた自己との対面であり、
ほとんど「内観」や「修行」に近い。
そろそろ片付けも大詰め。
昔の作品や思い出品もひっぱりだし、
毎晩ちょっと泣いたりしながら、少し雨の香りがする、6月の一人卒業式。
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