2010-11-13
聴く、ということ

いま、ひそかにひとつ取り掛かっているプレゼントがある。
ターゲットは、30代の女性、Mさん。

大企業で責任ある仕事をしつつも、バチバチガチガチしていない、
清楚で上品で女性らしさが輝いている私のあこがれの女性です。

Mさんとは、今年の世界の医療団のチャリティーパーティーで知り合った仲で、
それも、デザートをもらおうと並んでいたら、目の前で「すみません。なくなりました。」
と断ち切られ、「えーざんねんー。」と思ったら、同じような人が私のほかにもいて、
「待ってましたよねぇ。」と話し始めた、という不思議な縁。

それ以来、一緒に来ていたIさんや、その後知り合った人達と時々食事に行ったりしているのだけど、
皆なんせオトナなかたたちで、私はいつもごちそうになってしまっていて、
常々何かお返しをしたい。と考えていたのです。

そこで、Iさんにバースデーサプライズを提案し、先週、企画会議をおこなった。
サンタのよめ、始動です。

簡単にみんなで集まって食事でも、と考えていたIさんも、何か楽しいことを、喜ぶことを、
と話しているうちに、かなり素敵なサプライズ企画ができました。

しかもサプライズゲスト登場の体験プレゼント☆
これは驚き喜ぶぞ。。!とすでに仕掛け組みはかなりテンションアップ!
あードキドキするー☆

詳細は結果をレポートするとして、
この会議でひとつ気づいたことがある。

もしかすると、「サンタのよめ」は、
そんなに「アイデア」が求められているわけではないかもしれない。
ということ。

というのも、だれかにプレゼントをしたいと思っている人=大切な人がいる人、というのは、
すでに何かしら想いがあって、こちらがアイデアを出さなくても、
話を聞くだけでどんどんやりたいことを話してくれる。

じゃあ、何も意味がないか、というと、そうでもなく、
実は、その「聴く」ということが、
大切な役割なんじゃないだろうか、と。

無理に私が「つくりだそう」としなくたって、
素敵なアイデアや思いは本当はすでにたくさんの人の心のなかに、在る。
出て行く場所や機会を待っているその生命に気づいて、
「あれ?それなんですか?」と聞き出し、
「じつはね、」と、話し出すのを待つ。

それぞ私が、このコンセプトを「サンタ」ではなく、
「サンタのよめ」としているところなのだと思う。


人間の、口は1つで、耳が2つ備わっているのは、
話すより、聴くことを大切にするためだと、お父さんが言っていた。


仕事でも、男性社会のなかで、まけじと成果を出そうとすると、
「何かいい意見言わないと!」と、
変に肩に力が入って、無理矢理がんばりそうになることがある。

でも社会での役割って、実は、もっともっと多様なものなんだと思う。
このところ、だれかと1対1で企画会議やブレストをしていると、
目の前で瞑想されたり、一人遠くを見て考えごとをされる、という事態がおきていて、
ほうっておかれる私も、じゃあ、、と考えごとをするのだけど、
しばらくすると、思いついたアイデアを色々話してくれる。

曰く、私といると「一人で集中しやすい」んだそうだ。
それはいったい、私は、なんなんだ。。??と思いつつも、
決して悪い意味でいっている様子ではなく、
案外、そういう、一見きっちり役割が見えないことこそ、
役に立ってたりするものなのかもなぁ。。と思ったりする。


とにもかくにも、ひとまず月曜日。

報告するのが楽しみです。



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