第１回サンタのよめ会議。

急な告知だったにも関わらず、趣旨に賛同してくれた１２名のクリエイティブなかたたちが集ってくれました！



参加してくださったみなさん、ありがとうございます！！！

最初の「プレゼントの記憶」編は４人１組、

「勝手にプレゼント」編は３人１組でグループをつくって話しました。







席替えの図



「勝手にプレゼント」について、話しているとき、面白い話がありました。

プレゼントは、「してあげた」感があると、その時点でありがたくなくなる。ということ。

その人は建築家なので、いかに気づかれずに、その空間をとおる人が「なんか幸せ」になるか、

みたいなことを考える。と。

たとえば、みんなでごみ拾いして、今日はなんか空気がきれいだな、と感じてもらえる、とか、

花火をあげて、みんなが楽しめる。みたいなことこそプレゼントだと。

なるほどぉ。

なんとも日本人ぽいステキな発想だな、と思った。

確かに不特定多数の人に届けるならば、何か物を配って回る、みたいなことではなく、

そういう多くの人が楽しめるイベント的なサプライズっていいな、と思った。

ただ、そういう、市とか自治体がすでにやっている活動は、あらためて私たちがやるより、

その活動をやっている人たちを尊重し、私たちは、新しく「なにそれ！？」みたいな楽しめることを考えたい。

私はゲームをつくっている人間なので、いかに「遊ぶか」を考えるのかもしれない。

そして、遊べる大人たちが集ると、こういうことが生まれる。



書いてもらったノート。楽しい話が繰り広げられた感が伝わってくるくる。



その建築家の人は私が前に、「イルカのようになりたい」と話したことを覚えてくれていて、

というのは、

イルカは自分ではただキューキュー鳴いているだけでも、その周波数には人間を癒す効果がある。

そうやって、何かしよう。としなくても、

ただ自分のままであるだけで、人を癒したり、元気づけられるような、そんな存在になることが理想だと。

で、だれかにプレゼントをあげる。というのは、方向が違うのでは？と、思ったという。

でも大丈夫。サンタのよめはイルカへの着実なステップだと、私は思っている。

私はプレゼントを、何かやってあげてる感覚ではなく、

自分が楽しくてやっていて、その結果一緒に幸せになれている実感がある。

私が目指すイルカは、こういう小さな経験を積み重ねてこそ、

いつのまにかそのように在れる、ようなことじゃないかと思う。


だけどこうやって、私のことを知り、大切なとき、おっ、という意見をいってくれる人がいることは、

本当にありがたいことだな、と思う。

こんな風に色々な人の意見を聞くことで、あらためてしっかり自分のやりたいことを見つめることができる。


自然と同調し、ただそこにある、というような愛も、もちろん美しいけど、

きちんと見えるように、聞こえるように、想いを伝えることも、

人として、とってもステキなことだと、私は思っている。

夏目漱石は、

「愛しています」のかわりに、「月がきれいですね」と言ったという。

（正確には「i love you」をそう訳すよう生徒を諭したとのこと）

それに共感を示すのは、案外、女性ではなく、男性が多い。

現代女性はたいてい「んー。。それもいいけど、両方いってほしい」と言う。（笑）

詩的表現を愛する私さえ、その部分だけ聞くと「それは特に好意をよせてなくても私は週に１度は言ってるようなことだからなぁ・・・」と思う。

おそらく本のなかでは、その前にとても丁寧な気持ちのやりとりが描かれているからこそ、その言葉が生きるのだろう。

前後関係と時代をふまえたうえでのその発想を、

背景から切り取っても、現代男子が持ち出すのは、

言いにくいことを言いたくないからこれで伝わってくれ、

っていうシャイなニッポン男児の迂回手段が肯定されるからなのかもしれない。

それはそれでカワイイ気もするけど（笑）、

愛情を素直に伝えることも、私たちはもっと練習してもいいように思う。

だってほとんどの不調和は、

「大切にされていないように感じる」誤解から生まれているのだから。。。


で、それはいいとして、今回何がわかったかというと、

プレゼントには２種類あるのかもしれないな、ということ。


誰から誰に向けられて発せられたのかわからないけど、

それに関わった人はちょこっと幸せになるような、見えないプレゼントと、

誰かから誰かへ、一生懸命思いをめぐらせ発信する、想いが見えるプレゼント。


私は、両方とも、素敵だと思う。




＜予告＞

次回は、今回の反省点もふまえつつ、今回出た内容をさらに具体的に考えられるよう改良して、

１２月２週目あたりに行いたいと思っています。

また決まり次第告知します！