2010-12-05
人は
起きる出来事に意味を求めることはできない
出来事を通して
自分自身に意味を与えることができるのだ
と思う
なにかに行き詰るとき 人は問いかける
「どうしてこんなことが起きてしまうのだろう」
世の中の大半の出来事は
私が気安く意味をつけられるようなことではない
その出来事自体に唯一普遍の意味など
きっと 無い のだ
もともと「無い」ことに対して答えを求めても
何も与えられはしない
できるのは
自分で自分に 意味を与えること
不条理だと嘆くより
理不尽だと怒るより
「じゃあ ここから私は何ができるのか」
を問う自分で在ろう
そのとき 一つの出来事は、
幾つもの新しい意味になって生まれ変わる
私は 見せてもらった眩しさを
分けてもらったあの光を
私の周りへ 継いでいこう
澄んだ空に光る太陽は
眩しくも どこか穏やかだった
「お会いできてよかったです」
せめてあのとき 伝えておいてよかった
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